姿勢ブログ

歪みをつくる「休めの姿勢」

2011年10月31日

休むときの姿勢は、体に大きく影響します。

多くの人が、どちらか決まった足に体重を乗せて休む姿勢をとります。
すると、体重を乗せている側の骨盤が外側にスライドするとともに、高さも上へとずれてしまいます。
左足に体重を乗せていれば、骨盤の左側が外側上方にずれるといったメカニズムです。

骨盤が軸足側にずれると、胸郭(※)は反対側に移動します。
すると今度は左右のバランスを保つために、頭部が胸郭とは反対の方向にずれてしまいます。
こうして脊柱に歪みが生じてしまうのです。

このように、ひとつのパーツの位置が変化しただけで、それを補うためにすべてのパーツが自動的に位置を変えてしまうのです。

この「運動連鎖(キネマティックチェーン)」と呼ばれる動きによって、休みの姿勢だけでなく、足首のケガが頸部の痛みを引き起こしたり、噛み合わせの悪さが腰痛の原因になることあります。

歪みにはさまざまな要素が関係していますが、休めの姿勢も一因だということを忘れず、ときどき体重を乗せる足を入れ替えるなどの心がけをしてみましょう。


伊藤和磨

※胸郭:胸部にある、かご状の骨格

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筋トレよりも姿勢の意識を

2011年10月24日

ジムなどで行われている多くのトレーニングは、筋肉を増やすことを重点に置いたものですが、そのようなメソッドを行う前にまず、姿勢を意識してほしいと私は思います。

そもそもトレーニングとは、何のために行うものなのか考えてみましょう。

多くの人は、「体作り」「健康増進」と反射的に答えるのではないでしょうか。
しかし、アンバランスな骨格で運動をしていると、逆に障害を招く可能性が高まってしまうのです。

体を変えようと思ったときにいちばん大切なことは、自分の体の弱点をみつけることです。
たとえ150kgのバーベルを持ち上げられる人でも、もし腰にヘルニアを患ってしまったら、日常生活が痛みをともなったり、機能不全を起こしたりすることも考えられます。

だからこそトレーニングの真の目的は、筋肉を増やすことよりも、「歪みの解消」であるべきだと思います。

また、トレーニングはまわりのリアクションがあるほうが長続きするでしょう。

筋トレの効果はすぐには現れません。3ヶ月目くらいでやっと周囲に気付いてもらえるくらいになります。
しかし、姿勢は意識したその瞬間に見た目が変わり、まわりの反応も変わるでしょう。

同時に、ボディーメイクに必要な部位も自然と鍛えられていきます。

・障害の予防
・スポーツパフォーマンスの向上
・美容

すべてのベースとなる姿勢の意識、ぜひあなたもはじめてみてください。



伊藤和磨

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不良姿勢が起こす症状(2) 反腰編

2011年10月17日

知らず知らずのうちに、私たちの体を苦しめている不良姿勢。前回解説した「猫背」が代表的ですが、「反腰(そりごし)」も多くの人に見受けられる症状です。

反腰とは、“腰を反らせておしりを張る”姿勢。モデルがカメラの前でとっているポーズなので、良い姿勢だと思って真似をしている人も多いようです。

また、意識して腰を反らせていなくても、おしりともも裏の筋肉が弱いと、骨盤が前傾して反腰になってしまいます。

この不良姿勢を続けているとお腹の筋肉が緩んで垂れ、下っ腹がポッコリ出てしまいます。
実際に、細身の女性でもファスナーの部分がポコッと出ている人がいますよね。これも多くの場合、反腰が原因なのです。

ではここで改善方法を試してみましょう。

おしりを締めて、腹横筋の収縮を意識しながらおなかを1センチ凹ませます。

いかがですか?
これだけで2センチくらいウェストがしまるのがわかるはずです。

継続すればもっと効果が見えてきますので、ぜひ日頃からおなかとおしりの意識を心がけてください。



伊藤和磨

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不良姿勢が引き起こす症状(1) 猫背編

2011年10月03日

今週からは、多く見受けられる不良姿勢ごとに、発生するメカニズムと誘発される症状についてお話していきたいと思います。

本日のテーマは「猫背」です。

猫背とは、胸筋の過剰の緊張・短縮により、両肩が内側に入り込み、つられて頭が前方に出てしまう姿勢のこと。

この結果、実際よりも首が短く見えてしまったり、バストが垂れ下がってしまったり、さらには顔の筋肉が垂れ下がるなどの症状が現れてしまいます。
これは、肩が前に出てしまい、ブラジャーのストラップの役割をしている小胸筋が緩んでしまうことが原因です。

また、肩や首、胸の緊張による縮みは顔の皮膚を下方に引っ張ってしまうので、表情が垂れ下がってしまうことに。

このように、猫背は放っておくとあらゆる症状を誘発します。

そこで矯正方法をご紹介しましょう。

まず頭を正しい位置に戻し(※1)、両肩を後ろに引いて胸を張る。

これだけです。
とても簡単ですが、こうしただけで僧帽筋(※2)が弛緩して肩が低くなり、今までよりも首がすっきり長く見えることがわかると思います。

この状態を意識し続けるだけで、上記にあげた症状などから解放されることができます。ぜひ頭と肩の正しい位置を意識しながら生活してみてください。


伊藤和磨



(※1) 頭を正しい位置にセットする方法“「シー」のポーズ”(本書P.58)
1.人差し指を立てて手を「シー」のポーズにし、指の付け根を鎖骨の間のくぼみにくっつける
2.立てた人差し指からあごがはみ出さないよう、二重あごをつくるイメージであごをひく。頚椎ごと曲げずに、頭蓋骨だけ後ろにひくイメージで。

(※2) 僧帽筋:肩から背中にかけて広がっている筋肉

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姿勢美人への第一歩は原因解明(3) スタイル編

2011年09月26日

誰にでもスタイルの悩みはあります。

第一線で活躍する女優やモデルにも、きっと悩みはあるはずです。でもそんなことを微塵も感じさせず、オーラを放つ彼女たち。その秘密は、背筋がシャンと伸びた「姿勢」でしょう。

正しい姿勢は、印象を華やかにするだけでなく、日ごろから意識することでスタイルの改善も期待できます。

今週も引き続き、スタイルの悩みについてお話していきます。原因を理解し、まずは自分の姿勢を見直してみましょう。


【角型・たれ尻】
あまり使うことのない筋肉はたれやすいもの。お尻はもっともその傾向が強く、使わないでいると脂肪が蓄積してしまいます。
そしてその重みでおしりと裏ももの境がわからなくなってしまうのです。内股歩きの女性に多く見られる症状です。


【たれ乳】
筋トレで多少のバストアップは望めますが、普段から意識的に胸を張っていないと筋トレでつくったバストも活きません。
逆に、どんなに下がった胸でも、両肩を後ろに引けば途端に張りが出るものです。
不良姿勢の代表的な症状なので、思い当たる人は多いかもしれません。


【猫背】
胸が垂れ落ちる代わりに背中が丸まってしまう「猫背」。
こちらも不良姿勢の代表的症状。特に日本人に多く見受けられます。背中の筋肉が凝って亀の甲羅のように後ろに出っ張ってしまい、さらにあごが前に突き出て、とても貧相な印象を与える姿勢です。


いかがでしょうか。これらの症状、あなたも身に覚えがあるのでは?思い当たる方は、ぜひこの機会に正しい姿勢を意識してみてください。


来週からはいよいよ不良姿勢のメカニズムを解説。誘発される症状と矯正方法もご紹介していきます。



伊藤和磨

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姿勢美人への第一歩は原因解明(2)スタイル編

2011年09月12日

先週は、不良姿勢が引き起こす体調不良のメカニズムを解説してきましたが、今号では、姿勢の悪化が誘発する“スタイルの崩れ”についてお話したいと思います。

多くの女性が抱えている、O脚やX脚、猫背など悩みも、姿勢を正すことで改善が期待できます。

そのためにも、まずは悩みの原因をしっかり理解しておきましょう。
今日は、【O脚・X脚】【体の左右の歪み】【下っ腹ぽっこり】の原因を解説します。



【O脚・X脚】
O脚は、ヒールが高い靴を履くことで誘発される症状です。
体重が小指側にかかってしまい、その結果、脛骨(※1)が外にねじれるために起こります。
一方、X脚は極端に太ももの筋肉が弱い人に起こりやすいものです。


【体の左右の歪み】
これはいつも同じ軸足(※2)体重を乗せていることが原因。
体重を乗せている時間が多くなると、軸足側の骨盤の位置が高くなってしまい、さらに、骨盤の傾きを補おうとして脊柱が歪み、左右のバランスが壊れてしまうのです。


【下っ腹ぽっこり】
姿勢が悪く、日常的におしりの筋肉が使えていない人は、どうしても骨盤が前に傾いてしまいます。
その結果おなかの筋肉が緩み、臓器の重さを支えきれなくなって下っ腹がぽっこりと出てしまうというメカニズムです。



いかがですか?
こうしてみると、スタイルの悩みの原因に、思い当たるところがありませんか?

正しい姿勢の大切さを知ると同時に、自分の体についても改めて考え直してみてください。
少しずつでも自分の体を意識すること。
これがスタイルの悩みのない、“姿勢美人”への一歩です。

次回は引き続きスタイルの悩み【たれ尻】【たれ乳】【猫背】の原因を解説します。


※1 脛骨(けいこつ):すねの骨
※2 軸足:休めの姿勢をとったときに、自然に体重を乗せている足


伊藤和磨

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姿勢美人への第一歩は原因解明(2)スタイル編

先週は、不良姿勢が引き起こす体調不良のメカニズムを解説してきましたが、今号では、姿勢の悪化が誘発する“スタイルの崩れ”についてお話したいと思います。

多くの女性が抱えている、O脚やX脚、猫背など悩みも、姿勢を正すことで改善が期待できます。

そのためにも、まずは悩みの原因をしっかり理解しておきましょう。
今日は、【O脚・X脚】【体の左右の歪み】【下っ腹ぽっこり】の原因を解説します。



【O脚・X脚】
O脚は、ヒールが高い靴を履くことで誘発される症状です。
体重が小指側にかかってしまい、その結果、脛骨(※1)が外にねじれるために起こります。
一方、X脚は極端に太ももの筋肉が弱い人に起こりやすいものです。


【体の左右の歪み】
これはいつも同じ軸足(※2)体重を乗せていることが原因。
体重を乗せている時間が多くなると、軸足側の骨盤の位置が高くなってしまい、さらに、骨盤の傾きを補おうとして脊柱が歪み、左右のバランスが壊れてしまうのです。


【下っ腹ぽっこり】
姿勢が悪く、日常的におしりの筋肉が使えていない人は、どうしても骨盤が前に傾いてしまいます。
その結果おなかの筋肉が緩み、臓器の重さを支えきれなくなって下っ腹がぽっこりと出てしまうというメカニズムです。



いかがですか?
こうしてみると、スタイルの悩みの原因に、思い当たるところがありませんか?

正しい姿勢の大切さを知ると同時に、自分の体についても改めて考え直してみてください。
少しずつでも自分の体を意識すること。
これがスタイルの悩みのない、“姿勢美人”への一歩です。

次回は引き続きスタイルの悩み【たれ尻】【たれ乳】【猫背】の原因を解説します。


※1 脛骨(けいこつ):すねの骨
※2 軸足:休めの姿勢をとったときに、自然に体重を乗せている足

伊藤和磨

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姿勢美人への第一歩は原因解明(1)

間違った日常動作や不良姿勢は、スタイルの悩みだけではなく慢性的な体調不良の原因にもなります。

姿勢の崩れから起きる体調不良は、マッサージやサプリメントでは解消できません。それらは一時的な効果を目的とするものが多いからです。
それよりももっと大切なことは、症状が発生するカラクリを理解することです。

今週は、体調不良の原因を解説していきます。メカニズムをきちんと理解し正しい姿勢を身につけ、痛みを根本から解決しましょう。


● 頭痛
不良姿勢から起こる頭痛・偏頭痛は、猫背などによる肩や首のコリによる血行不良が主な原因。背中や肩の筋肉にできたしこりが、痛みのシグナルを頭部に送り出すことによって起こります。


● 生理痛
慢性的な生理痛を抱えている多くの女性は強い反り腰の傾向にあります。
腰を反らせると骨盤が過剰に前傾し、腰の筋肉はカチカチに固まってしまいます。その結果、脊柱から子宮へつながる神経が刺激され、生理痛がひどくなってしまうのです。


● 冷え性
太ももの筋肉が硬くなったり弱くなったりしていると、ひざ下の血液循環が悪くなり冷え性になります。
また、女性の体は子宮に血液を集める働きがあり、腹部を冷やすと末端に血液が回りにくくなります。


● 腰痛
いつも決まった足に体重をかけて休んでしまう人、反り腰の人、長時間猫背で座っている人に起こりやすい症状です。
また、誤った物の拾い方の繰り返しでも起こります。普段から腹部が緩みっぱなしで腹圧が低下している人は注意してください。


これらの症状は、日常生活の繰り返しの動作の中で発生します。ほんの小さな動作でも、365日行っていれば突然痛みとなって現れることもあるのです。

常に正しい姿勢を意識して、毎日を快適に過ごしましょう。

伊藤和磨

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姿勢美人への第一歩は原因解明(1)

2011年09月05日

間違った日常動作や不良姿勢は、スタイルの悩みだけではなく慢性的な体調不良の原因にもなります。

姿勢の崩れから起きる体調不良は、マッサージやサプリメントでは解消できません。それらは一時的な効果を目的とするものが多いからです。
それよりももっと大切なことは、症状が発生するカラクリを理解することです。

今週は、体調不良の原因を解説していきます。メカニズムをきちんと理解し正しい姿勢を身につけ、痛みを根本から解決しましょう。


● 頭痛
不良姿勢から起こる頭痛・偏頭痛は、猫背などによる肩や首のコリによる血行不良が主な原因。背中や肩の筋肉にできたしこりが、痛みのシグナルを頭部に送り出すことによって起こります。


● 生理痛
慢性的な生理痛を抱えている多くの女性は強い反り腰の傾向にあります。腰を反らせると骨盤が過剰に前傾し、腰の筋肉はカチカチに固まってしまいます。その結果、脊柱から子宮へつながる神経が刺激され、生理痛がひどくなってしまうのです。


● 冷え性
太ももの筋肉が硬くなったり弱くなったりしていると、ひざ下の血液循環が悪くなり冷え性になります。
また、女性の体は子宮に血液を集める働きがあり、腹部を冷やすと末端に血液が回りにくくなります。


● 腰痛
いつも決まった足に体重をかけて休んでしまう人、反り腰の人、長時間猫背で座っている人に起こりやすい症状です。
また、誤った物の拾い方の繰り返しでも起こります。普段から腹部が緩みっぱなしで腹圧が低下している人は注意してください。


これらの症状は、日常生活の繰り返しの動作の中で発生します。ほんの小さな動作でも、365日行っていれば突然痛みとなって現れることもあるのです。

常に正しい姿勢を意識して、毎日を快適に過ごしましょう。


伊藤和磨

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関節の安定性を高めるインナーマッスル

2011年08月22日

私たちの身体をつくる筋肉は、2つのタイプに大別することができます。
ひとつは、体の表層部にあるアウターマッスル。そしてもうひとつは、体の深層部にあるインナーマッスルです。

具体的に解説しましょう。

・アウターマッスル
この筋肉は体の表層に存在し、筋繊維が大きく、骨に動力を与えることに秀でています。みなさんがよくジムで鍛えているのはこのアウターマッスルで、一般的に、鍛えれば鍛えるほどマッチョに見えます。

・インナーマッスル
この筋肉は体の深部にあり、筋繊維が小さく、骨に大きな動力を与えることはできません。しかし、関節の支持・安定力を高めてくれる大切な筋肉です。


どちらの筋肉も大切なのですが、インナーマッスルの強化は疎かにされている傾向があります。それは、この筋肉を鍛えても体表に変化が現れず、エクササイズの効果を外観だけに求めている人には物足りないからでしょう。
しかし、インナーマッスルを鍛えずに表面の筋肉ばかりを鍛えていると、脊柱や関節の安定性が低下して、ケガをしやすい体になってしまいます。

それに、姿勢も崩れやすくなります。
よい姿勢を保つには、脊柱や関節を適切な位置で支えてくれる、インナーマッスルの力が欠かせないのです。

インナーマッスルは激しい動きよりも、バランスを要する状態で静止している方が鍛えられる筋肉。特に、バランスボールを使ってのエクササイズはとても効果的です。本書「姿勢セラピー」オフィシャルサイトでも紹介しているので、ぜひ試してみてください。

伊藤和磨

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